おまけ・牧師のぐち（続日記）牧師だって神さの前でぐちります。ぐちらない聖人（牧師）もいますが。（4月29日～5月5日）

おまけ・牧師のぐち（続日記）牧師だって神さの前でぐちります。ぐちらない聖人（牧師）もいますが。

土）朝早く起きて、掃除、水撒き、草木に水遣りをしながら黙想。午前中に主日の準備を完了。整骨院へ。帰りお灸。「証人」という本を読みながら自分の人生を振り返る。高校時代、病院の帰りに、教会に行っていた友人の泉君に合わなかったら教会と繋がっていなくて、どうなっていったかと思い馳せる。よくここまでよくきたと思う。足の痛み和らぎ新型コロナ感染が一息つき、前座の噺家の高座が3年ぶりに開かれるので出かける。「何年ぶり」とキーワードか。

日）礼拝後、祈り会、信徒会。「牧師引退につき、次期牧師をどういう牧師が良いか」、「礼拝式のあり方」を聞く。意見を集約させて良き牧師を迎えられればと感じた。コロナ感染禍で緊急に礼拝式をルーテル教会に相応しく作ったが、従来の式文に戻すか意見をいただく。体調のすぐれない信徒さんがおられ、そこの生垣が延びていたが気になり剪定のために訪問した。神学生と梯子をかついで行き、剪定する。信徒さんのお姉さんも手伝ってくださり、第一弾は終了。夕礼拝に新しい方も来て下さる。私に魅力がないのかなかなか新しい方が定着されない。Zoomで配信アドレスが間違っていて礼拝に繋がらなかった。すぐに信徒さんにYouTube配信の画像を作っていただき配信。

月）週報などを発送。うっかりしている週報が溜まる。ＰＣの付属品を買うためにＰＣをよく知っている方について来てもらって揃える。何が何か分からない世界で助けてもらうしかない。

火）全国牧師会が行われる。開かれた新大久保駅から教会まで多くの観光客で前に進めない。これからの先の教会の道を示されているように感じた。やっと、会場の教会に着く。最後の教師会。古い教会のここで按手を受けて牧師として出発し、建てかえられた新教会で牧師生活を終わるかと思うと説教もドキドキ。説教が終わり、これで終わりと自分に呟く。走馬灯のように生きた行程がよみがえってくる。これからの福祉事業のことを担う3人の先生と夕食会。一つ一つを確実にしていただきたい。

水）全国教会総会が5年ぶりに開催される。一緒に学び、一緒に牧師になった同期生が引退の挨拶。あと11ヶ月引退と思うと最後まで走り通せるのかと思う。神学生と沖縄料理を食べ、別れ、映画と思ったが観たい映画がなく、一杯をひっかけにいくと地方に散っていた知人が何年ぶりにぞくぞくやってくる。懐かしい出会い。

木）総会途中のプログラムでハラスメント研修会を受けつつ、反省しつつ、人を大切にしていくとは大変だと思った。根本的に自分が問われている。

金）総会も終わり、若い牧師に書斎に来ていただき本を譲る。「同じ本をもっています。要りませんと言われる」と嬉しくなる。この頃、ときどき妻の老いを感じることが多い。昔はといってもしかたない。私は足の痛みを引きずりながらお灸をすえて終わる。今週も共に老いを生きている。